納品までの流れ

水による高圧
高圧洗浄の様子

職人が丁寧に…水による高圧洗浄!
ビッシリ付いた汚れをスッキリ

ビッシリ付いた汚れをスッキリ!!

古材は想像を越える汚れやドロ、水分で真っ黒に近い状態です。それを高圧洗浄機を使用し一枚ずつ表も裏も横(側面)もキレイに洗っていきます。と言っても簡単に落ちる汚れではなく、固まったコンクリートを金槌で叩き割りながら、また塗膜片をスクレッパーでそぎ落としながらの作業となります。当ショップの手慣れた職人サンであっても根気のいる作業で4mの足場板であれば1時間あたり10枚程度しか洗う事が出来ません。効率の悪い作業ですが足場板においては当店では必ず行っている作業のひとつです。それはなぜかというと、足場板は本来の用途上職人サン達が行き来する為の通路として使用するもの。地面が舗装されているワケではなく、雨上がりにはぬかるんでいる場合も少なくありません。という事は、そこへ足場板を渡し、快適に歩けるようにされている事も多々あるのです。表も裏も汚れがビッシリ!このままでは古材商品としてウッドヤンでは販売できません。しかしこういう環境下で黙々と耐え抜いてきたからこそ、そんじょそこらの木材では表現しきれない趣き、味わい深さ、威風堂々とした風格が出るのだと思います。それらを最大限に魅せるために高圧洗浄が必要なのです。

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釘抜き・ケレン
整備作業の様子

整備作業の徹底!!
クギなどの除去作業の様子

釘などもしっかり除去安全重視!!
ボルト調整の様子

ボルト調整など整備済です

次にする作業は整備。他の部材(桟木・バタ角etc)は極端に汚れが酷いモノは高圧洗浄しますがそれ以外はこの行程からスタートとなります。思わぬトコロに釘が刺さっていたり、タッカー釘が無数に打ち込まれていたりします。これは目視と実際に手で触れて確認することでお客様の手元へ商品が届いた際にケガをされないように整備作業の徹底を心掛けています。当店ではあらかじめ整備にかける時間は目安すら設けていません。お客様の安全より生産性を優先するような事があってはならないと思っているからです。小石などが喰い込んでいるものも取り除きますが、奥深くまで入っているものは取り除けず残っているものもあります。また、釘・ビスの頭が取れて、中に埋まっているものもあります。残念ながらこれらは手で触ってもわかりません。これからはお客様の手元へ届いた商品の中にも入っている場合がありますが、ご理解下さいますようよろしくお願い致します。またそういったモノも当商品に含まれますので古材切断の際に使う刃物には十分ご注意下さい。

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カット・選別
カットの様子

1枚づつ見極めて丁寧にカット

カット自体は簡単な作業ですがいかに捨てる部分を少なくし有効活用できるかがポイントになります。割れている箇所や腐っている箇所はもちろん取り除いています。欠けの具合や表面の損傷具合は品質基準に乗っとり選別します。ウッドヤンでは1900mmと950mm。500mmの3サイズを選べるようにしています。また等級分けによりキレイ・スタンダード・スペシャルの3シリーズをご用意しております。これらカットした商品を今度は1段ずつ桟を入れながら積み上げていきます。

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乾燥

一段づつ桟積みされた商品は次に乾燥させるため養生します。空気に触れる部分が多くなるので乾燥が効率的に行え、風が抜けるのでカビなどが生える心配が少ないです。ウッドヤンでは一か月以上乾燥養生させる事を基準としています。

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サンダー研磨の様子

プレミアムグレードはサンダー研磨加工!!
研磨後は手触りのよい状態に

スベスベ表面で手触りが気持ちよい

乾燥された古材は表面のホコリをブラシで掃きキレイにして出荷します。これがベーシック仕上げとなります。もう一つは、ここから更にサンドペーパーでやすり掛けしていきます。足場板・バタ角・桟木・足場丸太は面という面、角という角を全て研磨していきます。片面使いが多い巾木においても平面1面と両ソバ面を研磨します。この作業にはオービルサンダーを用いて #150番手のやすりで仕上げています。ツルツル・スベスベになった表面は非常に気持ち良いです。欠け等の部分にもその形状をなぞる形で研磨しています。しかしサンドペーパーの当たらない箇所もありますので使用の際にはご注意下さい。最後に細かな木クズを払い飛ばして完成です。

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梱包・出荷
梱包の様子
梱包の様子
巻きダンボールを使って丁寧に梱包しています

出来上がった商品は緩衝材で梱包・出荷となります。配送方法としては宅急便(佐川急便)をはじめとする小口便から大型車のチャーター便まで豊富に取り揃えています。原則としてご注文頂いた後に梱包作業を行います。先に梱包しておくと湿気でダンボールがシワシワになってしまう事と外気を遮断する事でカビが生える事を防ぐためです。